人生完全攻略ガイド

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人生完全攻略ガイド第9回 才能と成長曲線

努力と成長の厄介な関係性

技術の習得のためには、勉強や努力が必要になります。
ですが、頑張っても成長できない時、人は才能や努力不足、他の何を理由にして努力を辞めます。

特に辞めやすいのが、何かを始めてすぐの時期です。
新しい技術を習得する時というのは、何から何まで意味不明です。何が重要で、何が重要でないのかも判断できないので、がむしゃらに様々な知識をみにつけるしかないですし、あまりに無知だと、その分野について詳しい人間にどうやって質問したら良いのかも、どうやって学習したら良いのかもわかりません。

そして、うまく行かないことが続くと、やがてこう考えます。
才能ある人間は、最初からできるはずだ、と。

しかし、それは本当でしょうか?
努力の成果が出ないのは、果たして才能の責任でしょうか?

才能と遺伝
数学は87%、IQは66%、収入は59%が遺伝の影響! 驚きの最新研究結果とは

上記のグラフを見てみると、身長や体重などの身体的特徴、あとは音楽とスポーツの才能、数学の才能、精神疾患などが特に遺伝に強い影響を受けていることがわかります。

ですが、逆に言えば、それ以外の分野については環境の影響が大きい=才能の有無に関わらず、努力によって十分に成長できるということです。

なら、どうして人は新しい技術を身につけるまでに諦めてしまうことが多いのでしょうか?


成長曲線

以下に記載しているのは、様々なサイトで解説されていた学習曲線、及び成長曲線になります。
これらのグラフは、成長と努力量の相関関係を示したグラフです。どれも具体的な数字ではなく、あくまでイメージ的なグラフです
一見するとバラバラですが、これらの図形が示していることは共通しています。

学習曲線1
世界と日本のUX

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家庭教師のあすなろ~知っておきたい学習曲線~
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【学習理論】成長曲線とプラトー【勉強の伸び悩み


これらの主張に共通しているのは2つあります。
一つは、努力と成長の相関性は一次曲線的ではないこと、
もう一つは、始めてしばらくの間は成長があまり感じられないことです。

しかし人間は一次関数的に成長すると思い込んでいることが多いので、そのギャップに苦しみ、自分には才能が無いという結論に至ることが多いのだと思います。

では、なぜそのギャップが生まれるのでしょう?

勉強でもスポーツでも成長は一定じゃない。成長曲線を理解しよう。

上記の記事に、興味深い考察がありました。
それは、学校教育の間は一時曲線的に成長できるシステムとなっているから、というものです。
学校教育では、努力の価値を理解させるため、テスト範囲などを明記し、答えの明確な問題ばかりをテストするために努力の成果が出やすくなっているが、それが現実との落差を生み出しているとい意見です。

ですが、実際的な知識や実力というのは、直線的な成長はしないため、努力と成長のギャップを感じ、やめてしまうのだと思います。

人生の基礎は学校教育によって培われるため、本来の成長曲線は直感的なものとかけ離れてしまっている。それならば、そのズレとどう付き合うべきでしょうか?



最初の成長を感じるまでの間はどうすれば良いのか?

最初の成長を感じられるまでの間、どうやって興味を維持するのかというのが重要な問題になると思います。
方法はいくつかありますが、一つは、成長は一次曲線的ではない。ということを常に念頭に置いておくことが重要だと思います。

そのため、成長が感じられなくても、一定期間は努力を続けるように目標を組むべきだと思います。特に重要なのは『成長を意識しすぎないこと』だと思っています。
授業中に時計を見てばかりいると時間が進むのが遅く感じられるように、なにかに向けて努力している時、自分の成長ばかり気にしていると、努力が辛く感じてきてしまうものです。



また、努力を維持する方法については以下の記事を参考にしていただければ幸いです。

情熱を持つ? 探す?

目標の立て方