人生完全攻略ガイド

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人生完全攻略ガイド第5回 目標と実行の壁~集中力を手に入れろ~

目標と実行


前回の記事
では、目標設定について説明しました。
しかし、目標を設定しても、それを完遂できるかどうかはまた別の問題です。


もちろん、良い目標設計をすれば計画と実行の間の壁は薄くなり、目標完遂へ近づくことはできます。
ですが『目標があなたを成功へと近づけるのではなく、実行こそが成功をもたらします』目標とは、あくまで実行するための準備に過ぎず、本当の意味で価値があるのは実行することです。


ですが、人は怠ける生き物です。いくら完璧な道が目の前にあっても、実際に歩く瞬間になると、気だるくなって、一歩も進めなくなることもあるでしょう。


今回の記事では、そういった事態を避けるために必要な心がけ、あるいは具体的なテクニックについて書いていきます。

マルチタスクをやめる


マルチタスクというのは、複数の作業を同時に進行することを指します。
この言葉は不思議なもので、良い意味でも悪い意味でも使われています。


マルチタスクをすれば、無駄な時間をなくして、いろいろな事ができる。


というのがポジティブな意見です。
実際の仕事は、確かにマルチタスク的に進むことが多いです。
常にメールを確認して、周囲にも気を配らなければならない。やるべき仕事以外にも、つねに気を配る必要があります。

ですが、わたしはそういう環境が苦手です。
普通に考えても、右手で論文を書き、左手で小説を書くことは不可能です。
右手で論文を書き、その後で右手で小説を書くべきです。


ですが、左手でスマホをいじって、右手で仕事をするということが出来ると思っている人間は何故か居るものです。実際は、スマホを見ている時間はスマホを見ていて、仕事をしている時間は仕事をしているだけです。
それどころか、『どちらの仕事をするべきなのか』という悩みが常に頭をちらついて、結果的にどちらの仕事も中途半端なことになることが多いので、個人的には『絶対にマルチタスクは避けたほうが良い』と、思っています。


では、マルチタスクを避けるたには具体的にどうすれば良いでしょう?



作業時間と作業内容を明確にすること


自分の場合、この短い時間での目標設定には『ポモドーロテクニック』を用いています。

このテクニックについて簡単に説明すると
『1つの作業を25分で区切り、それを1ポモドーロと呼ぶ』
『1つのポモロードには1つだけ目標を設定する』
『1ポモドーロが終わったら、5分の休憩を挟んで次の作業を始める』
『4回のポモドーロを終えたら、一度30分以上の長い休憩を挟む(自分の場合は30~60分ほどの休憩を取ることにしています)』
というものです。

簡単なテクニックではありますが、これを用いることで『常に1つだけの目標を持つ』事ができます。
これはとても重要で、何の作業をするかについて迷わずに住むので、目の前の作業に集中しやすくなります。
それに、十分な時間の休憩も確実に挟むことができるのも大きなメリットになります。


仕事をしている人間というのは、何故か、休憩時間を取ることに罪悪感を覚えるものです。
ですが、予定として予め休憩時間を決めておけば、罪悪感を感じずに十分に休憩が取れるので、結果的にリラックス出来ます。

ただ、フリーランスではない場合、仕事中に30分以上の休憩を自分のタイミングで取るのは難しいでしょうから、もう少し短い時間になるでしょうが、それでも休憩を取ることをおすすめします。

GigaZiNE_新たなスキルを習得するには「短い休憩」を取ることが役に立つ可能性がある

休憩の内容については、上記記事の内容が非常にためになります。
記事の内容を簡単にかいつまんで話すと、

1:どのようなタイプの休憩でも休憩しないより有益

2:仕事とは違う内容の休憩が効果的

3:生産的であるが簡単な作業も休憩に適している

4:時間がない時はたった1分でもいいから休む

5:午前中に休憩を取るべき

6:仕事に集中できている時は無理に休憩を取らなくてもいい

7:休日や休暇にはしっかりと休む

この7つの要点を守れ。という内容です。

インターネットを(可能な限り)遠ざける


インターネットの海には、無限にコンテンツがあります。
というか、インターネットは海というよりもブラックホールです。すべての人間を無限の引力で引き込みます。
あらゆる魅力的コンテンツが、無数に存在していて、その上、絶えず消費不能な速度で新しい情報が発信されています。


ですが、大抵は知る価値のない事実です


遠くの誰かが美味しいものを食べていたり、有名なアーティストが不倫をしていようが、あなたの人生にはなんの影響もありませんし、知ったところで何かができるわけではありません。



せいぜい、SNSで自分の気持ちを綴るのが関の山でしょう。
ですが、自分の気持ちを綴ることよりも、他にやるべきことがあるのでは無いでしょうか?
もちろんあなたがゴシップ記事専門のライターだったり、世間話が大切だと思うなら話は別ですが、そうではないなら、可能な限りインターネットを遠ざけるべきです。


人間は情報を知ることに対して、本能的に快楽を覚えるように出来ています。
多くの人間がSNS中毒になるように、インターネットも中毒になります。
中毒になりやすいという点では、酒やギャンブルと、大きな差はありません。ですが、インターネットは社会的に絶対に必要なものであるため、その中毒性を見過ごされているのです。


【若年層のSNS利用状況関連の調査まとめ】 テレビは見ないがネット動画は毎日見る。若年層のネット利用状況とは?


二年前の記事ですが、上記記事によれば、現在の子供の一日にスマホを触っている平均時間は3.1時間。女子高生に限れば、なんと6.1時間です!


6時間あれば映画が3本見られますし、フルマラソンを走り切ることだって可能です。
なのに、スマホを触って時間をつぶすというのは、あまりにももったいないことだと思いませんか?
しかも毎日です。あなたの場合はどうでしょう?


これは休憩だから、と自分に言い訳をして、気がつけば何時間もSNSに時間を吸われてしまって、自分の人生を、やるべきことを見失ってしまっていませんか?


ただ、インターネットというのはあまりにも日常に近づきすぎてしまいました。


このブログもまたインターネットコンテンツの一つですし、この記事を書いている現在もインターネットに接続しています。


オフライン環境でも書けないことはありませんが、記事を書く際の下調べなどはどうしてもインターネット環境が必要になります。ですが、インターネットというのは、油断するとすぐに道を逸れてしまうものです。


そこでおすすめしたいのが、block siteです。
ローム拡張機能のひとつなのですが、特定のサイトにアクセスできなくする機能です。
twitteryoutubeなど、用もないのに頻繁に訪れてしまうサイトなどを登録することで、強制的にそのサイトを検閲できなくなります。


これを使えば、インターネットに接続しながらも、時間を潰してしまうようなことを避けられるようになります。ぜひ、お試しください。


やる気が沸かない時は、気楽に、簡単な仕事から始める


仕事というのは、大抵の場合気乗りしないものです。
嫌だなぁ、と思って中々手がつけられないことが多いのですが、そういう時に重要なのが『作業興奮』です。

作業興奮とは、作業をしているうちに次第にやる気が湧いてくる。というものです。
何事も、始めるまでが一番辛いもので、実際に始めてみたら意外にサクサク進む……という経験がありませんか?

ただ、いきなり大変な仕事をしようとすると不安が大きくなって、仕事を始めるのが嫌になるので、『メールを返信する』とか、『とりあえず今からやることのリストを書いてみる』『身の回りの掃除をする』などの仕事から始めるのがおすすめです。

ちなみに、自分の場合は一日の仕事を始める前に、15~30分ほど本を読む習慣があります。
良い文章を読むと、自分もこんな文章を書きたいという気持ちが湧いてきて、仕事に対するやる気が湧いてくるからです。

ただ、気乗りしているときは思い切り大変な仕事をしましょう。


やる気というのはとても貴重なもので、いつもあるものではありません。
気力がみなぎっているのであれば、その時間を簡単な仕事のために消費するのはもったいないので、いきなり一番困難で後回しにしたい仕事から始めましょう。


どうしてもやる気が沸かない時は


ここまで書いた内容にしたがって作業をしても、どうしてもやる気が沸かず、作業がはかどらない場合もあるとおもいます。
そういう状況を、自分は『ドツボにはまった』と考えるのですが、自分の経験では、ドツボにはまる状況には、いくつかのパターンがあり、対策可能だと考えています。


原因1 休憩不足
人間というのは、やる気を持ってなにかに取り組もうとすると、休憩時間といものを甘く考えてしまいます。自分も、自分の裁量で仕事をするようになってからは、ほとんど毎日、限界まで仕事をしていました。

ですが、そのうちだんだん仕事に手がつかなくなってきたのです。朝からすでにやる気が沸かず、仕事と向かい合っても、全然手が進みません。

その時に自分は、会社で仕事をしていたときよりもずっと休憩をしていないという事実に気づきました。好きな仕事をしている。という負い目からか、自分を自分で追い込んでしまっていたのですが、それは明らかに間違いでした。

そして、わたしは週に2日は仕事をしない日を作りました。

つまり普通の会社員と同じように、週休二日制にしたのです。まるで車輪の再発明ですが、それは正解でした。まったく手が進まなくなっていた仕事は、それをきっかけに勢いを取り戻して、無事に作業が進むようになったのです。
世間に存在している既存のルールというのは、何かしらの意味があって存在している。という事実を、その時にはっきり感じたのを覚えています。

ちなみに、わたしは最初、世間と同じように土日を休日に当てていたのですが、自分なりに考えた結果、2日連続で休みが続くよりも、木曜日と日曜日の2日を休日にしたほうが平均的に疲れが貯まりづらいということに気づきました。

つまり、土日を休日にすると、月曜日は疲労度が溜まっていないために極端に元気となり、金曜日は疲労が貯まって、疲れ切ってしまって作業が進まないのです。
ですが、木曜日と日曜日に休日を分散することによって、疲労度も分散し、常に一定の作業量をこなせるようになりました。


原因2 刺激不足
目標に向かってまっすぐ進むために、自分の知るべきことだけ調べていると、どこか虚しくなる時があります。もしもこの道が間違っていた時、自分はなんの役にも立たない、時代遅れの産物になってしまう。そんな気持ちが募るものです。

なので、時には何か世間の流行に乗って新しいものに触れたり、あるいは、自分とはまったく違う業種の人間の努力などを知ると、強い刺激を受ける事ができて、仕事に対する情熱を取り戻すことができます。

自分が刺激を受けたいと感じたときは『ドキュメンタリー番組』や『映画』『ストーリー性のあるゲーム』などを利用することが多いです。
ちなみに『家、ついて行ってイイですか?』が個人的におすすめです。


原因3 目標が自分に合っていない
前回の記事で散々書きましたが、目標はとても大切です。
間違った目標を立ててしまうと、やる気も湧きません。
ただし、あまり自分の目標を疑いすぎてしまうのも良くないので、この原因について考えるのは、上の2つと比較して優先度は低いです。